Case
チケット券種識別システム
割引チケット券種判定にAIによる機械学習を活用。
お待たせしないスムーズな入場案内を実現。
- 自動認識
- 効率化
- 自動化
システム導入前のクライアント課題
入場チケット売り場の受付係員は、バーコードなどがついていない、かつ見分けがつきにくい5000種を超える券種の中から、全国からの来場者が持参する割引チケットを目視確認し、それに応じた入場チケットの発券を行っていました。そのため受付係員の熟練度によっては発券業務に時間がかかってしまっていて、来場者の待ち時間が発生することが課題となっていました。
SEE VISIONの課題解決に向けた取り組み
AIによる機械学習を用いて自動判定することで、熟練度が低い受付係員でも発券作業をスムーズに行えるようになること、そして来場者の待ち時間短縮をゴールに設定しました。
作業性については、割引チケットを画像化しマスタデータとして機械学習を行うことで判定基準を構築した結果、チケット券種を高確率で判定することで実現しました。
蓄積されるマスタデータが多ければ多いほど、判定精度が向上される仕組みです。
また、画像化自体が作業負担にならないよう、卓上スキャナでのチケット読取り機能にもこだわり、ワンクリック操作で画像取込から券種判定までの処理を短時間で行えるようにしました。
もしAIが間違った判定をしてしまった場合でも、受付係員がその場で画像判定訂正処理にフィードバックを行うことで、以降の判定精度向上に向け、間違いデータすらも有効活用する機能も実装しています。
このシステムを導入した結果、来場者待ち時間が従来より30%も短縮されることとなりました。