Case

RFID資産管理システム
RFIDを活用して資産の貸出から返却、棚卸、探索までをオールインワン管理。

  • 自動認識
  • 効率化

システム導入前のクライアント課題

数万点もの設備予備品や工業資産などを管理対象として、これらの資産の貸出・返却管理は、誰にいつ貸出し、いつ返却されたのかを台帳へ記録していましたが、記入時の対象資産の誤りや貸出返却の記入漏れが発生しており、資産の状態把握が長年の課題となっていました。
また、新規資産の登録や廃却管理も正確に行われておらず、ロケーションが正しく把握できない場合もありました。これにより、年2回の棚卸は担当者5人で実施しても10日掛かることもしばしばありました。

SEE VISIONの課題解決に向けた取り組み

従来の資産管理システムで多かった2次元コードやバーコードを用いた管理では、保管ロケーションにあるはずの資産がないケースなどの探索面をカバーできないほか、棚卸時に資産を1点ずつコードリーダで読み取る必要があり作業工数もかかることから、システム導入の費用対効果が発揮できないとした結果、RFIDタグを活用した管理システムで進めることにしました。
新規資産の登録時には、システムから発行できるRFIDタグラベルのほか、ハードタイプのRFIDタグ用としてマスタ紐付機能も用意しました。この機能によりRFIDタグのリユースも実現しております。
また、不正持出ゲートを設置し、貸出許可していない資産がゲート通過した際にブザー警告するなど、不正抑止のほか資産持出時の貸出登録漏れを防止するようにしています。
一括読取りが可能なRFIDは棚卸での活用が一番効果を発揮します。資産ごとに格納ロケーションを設定することで、資産を一括読取りする際に不要なRFIDタグを読取らないようにしています。(設定で機能オンオフ可能)
また、各データ入出力機能も備えており、基幹システムとのシームレスな連携を可能にします。
システム導入効果は、資産の正確な状態把握や各管理業務の時間短縮だけにとどまらず、資産紛失時に使用する探索機能により、紛失率の低減にも寄与しています。